4月中旬から5月下旬に集中する新入社員研修が、今年もほぼ終了しました。
新入社員の研修は、とてもやりがいがあり、担当する講師達もとても好きなプログラムです。
入社したばかりでやる気に満ちていて、若くて元気、活発で、会社の中でこれからどんどん活躍していきたい、そのための研修だから全力で参加する、という気合が感じられます。
ここ数年は、どの企業でも留学経験者、帰国子女など、英語がある程度話せる社員が一定数採用されるようになったな、と実感します。それでも全体から見ると、非常に少数で2~3%かな、という印象です。まだまだ大多数の社員は「どちらかというと英語は苦手、英語を使わずに済むのならそうしたい」という感じです。
だからこそ、入社時にグローバル教育の一環として語学、異文化、多様性を学ぶ機会を持つことは、その後のモチベーションに大きく影響します。社員が会社の方針や大きな社是を意識するのは入社時ですよね。その時期に、教育面でもしっかりその方向性を意識できるようなグローバル関連のプログラムを実施するのはとても大きな効果を生むはずです。
極端な話、入社時の研修で、社員一人一人にしっかりと英語の必要性やグローバルビジネスの意識を持たせることができれば、その後は自主的に、あるいは自己啓発のような制度でも、自分のやる気さえ維持できればできるのではないか、と思います。
企業の社員研修で、入社して5年目、10年目、管理職・・・と様々な立場の人と接していると、研修にどんな気持ちで、どんな動機で参加しているかが、手に取るようにわかります。